甘口辛口

メールアドレス詐称問題

2015/5/17(日) 午後 3:22
メールアドレス詐称問題

前回のブログについて、いくつかのご意見を賜り、その中には公開されることを欲しないというご意見も混じっていたので、コメント欄ではなく、ここに私見を記すことにした。

まず、愚老がこのストーカー氏を何故精神病者だと認定したか、その理由から述べることから始めたい。

愚老は、このストーカー氏を「かがみ」と名乗って、昔、当ブログにコメントを寄せたことのある人物ではないかと推定している。当初は、彼または彼女は愚老に対して好意的な姿勢を見せ、自分が「かがみ」と名乗るのは愚老を鏡として手本として行動したいからだとさえ書き込んでいたのだが、これに対する愚老の反応が意に添わなかったらしく、次第に攻撃的な姿勢を見せるようになった。

そして、愚老が文学作品を紹介するにあたって、その作家の写真を載せると著作権違反だ非難したり、NHKテレビが放映した実写写真をカメラで撮影してブログに紹介すると、これも違反行為だと糾弾してNHKに訴えたりし始めた。そして、愚老が石原慎太郎を批判すると、すぐさま石原事務所にこの旨を告げ口して、愚老に圧力を加えさせようとする。

愚老を孤立させようとして、この「かがみ」氏が特に力を注いだのは、愚老が皇室を侮辱する非国民だと書き立てることだった。

愚老は初めて教員になった頃、宴会の席上で先輩教師に殴られたことがある。その教師が各学校に設置されていた天皇の御真影を納める「奉安殿」が廃止されたことを嘆いたので、「御真影を入れておくのが怪しからんというなら、天皇のロボットを代わりに入れておけばいいじゃないですか」と軽口をたたいたら、いきなり顔を殴られたのだ。愚老はこの挿話を戦後教育界の実情を語り、あわせて自身の軽佻浮薄ぶりを笑い種にするために書いたのである。

これを読んだ「かがみ」氏は、以後、至るところで愚老がロボットを天皇にすればいいと放言していると触れ回るようになった。そして、もう一つ執拗に攻撃を続けたのが、愚老が生徒の手記を勝手に引用している不徳漢であるということだった。

愚老が、ホームページに「問題の記事」を載せたのは退職後40年が過ぎたころで、手記を書いた生徒たちも50代の半ばになっていたころのことなのである。愚老のホームページ「http://www.ne.jp/asahi/kaze/kaze/」を読んでもらえば分かるように、これは手記を書いた個々の生徒らに照明を当てたものではなく、「至高体験」に関する一般的な資料、女子高校生の内面を紹介する資料として引用したものなのである。

「かがみ」氏があることないことを書き立てるので、当方も反論を試みたところ、相手は正気の沙汰とは思えないような暴走を開始したのだ。愚老を誣いる文章、資料をあらゆる組織や機関の広報欄に連続して書き込み、ある一つの部門に書き込んだ文書だけでも数百件に達しているという。これらを合計すれば千件を軽く超えることになる。

インターネットで愚老の名前を検索すると、これまで全く無名だった愚老に関する記事が数十件から百件を超えるほど増えている。そのすべてが愚老を誣いるものばかりだった。「かがみ」氏は、恐らく毎日---朝から晩まで一日中、愚老を誣いる文書を各方面に発送しているに違いなかった。これだけでも精神の異常を感じさせるのだが、やがて、この人物は、愚老の名前を詐称して多くの広報欄に書き込みをするようになったのである。

愚老が、<これは、本当におかしいぞ>と感じるようになったのは、この人物が愚老の文章を引用して、愚老を攻撃する際、執筆者として愚老の名前を詐称していることだった。こんなことをすれば、愚老を愚老が攻撃する二重人格者が出現したことになってしまう。

実は、このころ、愚老は氏名詐称の件で「かがみ」氏を訴えようと考え始めていたが、相手が精神異常者だとすると訴訟そのものが成立しなくなるだろうし、たとえ裁判でこちらが勝ったとしても、相手が負けたことを自覚できなければ何の意味もない。こうして愚老は、この人物が何を言おうと、何処で愚老の名前を詐称しようと、放置しておくことにしたのであった。

しかし、この人物がインターネット販売にかかわるメールアドレスについても愚老を詐称し始めたとすると、「実害」が生じるかも知れない。そこでいざとなった場合の自己防衛策として自分のブログに二回にわたって釈明の文章を公表したのである。

こういうことは、あまり公表したくないのだが、愚老には警部補をしている息子がいる。彼の迷惑にならないためにも、いろいろの思いがあるけれども、今は黙って事の推移を見守っていることにしたいのだ。愚老は、もうすぐ90歳になる。個人的にも論争やら裁判沙汰やら、面倒なことは避けたいのである。

と言いながら、こうしたことを書いたのは矛盾しているだろうか。