甘口辛口

インターネット通販の怪

2015/4/24(金) 午後 3:14

インターネット通販の怪

このところ、愚老の関係するインターネット通販に関連して、腑に落ちないことが続いている。

愚老はインターネットを利用して、古本だけでなく新刊本も購入している。新刊本を購入するに当たっては、インターネット通販の最大手の二社を利用しているのだが、この二社が相次いで、こちらの注文した本を二冊送りとどけてくるようになったのだ。注文した本は一冊だけなのに、二冊を送りつけて、二冊分の代金を徴収している。

会社に抗議すると、一つの会社は送料自弁で本を送り返してくれと要求してきたし、もう一方の会社は本を送り返すときには、あちらがわの指定する文面をプリンターで印刷し、それに所定の書き込みをした上で包装の箱に貼り付けてくれと要求してくる。だが、こちらのプリンターは埃をかぶっていて、インキを補充しなければ使えない。

高齢になって、面倒なことは敬遠するようになっているから、本を返送する気がすっかり無くなってしまった。二冊分の代金を払うことになるのは業腹だが、以後、この二社とは縁を切ってしまえばこちらの気が済むし・・・・・

本だけかと思っていたら、以前に一度購入した電子式カレンダーの発売元から、<このたびは、電子式カレンダーを注文していただきありがとうございます>という挨拶メールが舞い込んで来た。こちらが、<そんな注文をした覚えはありません>と返信したら、先方の会社から<その挨拶メールの日付を調べてくれ>という電話があったので調べると、何とその挨拶メールは、前回2年前に注文したときに会社から送られてきたメールをそのまま使い回したものだった。会社側でも、どうして昔に送信したメールを、再度、送信することになったのか分からないらしかった。

ここまでは笑い話ですむのだが、これからの話は笑い話で放っておけない<事件>ではないかと思われる。

こちらのパソコンには、毎日、大量の宣伝用のメールがおくられてくる。それらを内心でうんざりしながら削除しているうちに、発信者名が愚老のメールアドレスになっている項目があるのでびっくりした。そのメールを開いてみると、それは有料のテレビ番組をタダで見る方法を教えますという宣伝メールで、一目で違法でインチキな代物であることがわかるメールだった。

<また、例のストーカーが現れたな>

愚老は、このときには格別腹を立てることもなく他の宣伝メールと同様に削除したが、やがて発信者名を別人にしておいて、そのメールを開くと連絡先が愚老のメールアドレスになっているものが現れだした。もし、それらの宣伝文句に効果があるとしたら、愚老のパソコンは未知の人々のメールで溢れることになるはずだったが、そんな気配がないところを見ると、<例のストーカー>氏の試みは、今回も失敗したようだった。

このストーカー氏は、愚老が天皇を愚弄している不届き者だとして、あること無いことを書き立て、愚老に抗議のメールを送るように全国のブロガーに訴え続けた、が、全く効果が無かったのだ。

しかし今回は、放置しておくことが出来なくなった。「ちゃんねる2」に、このストーカー氏が書き込んだと思われる愚老の名前と住所が公開されているからだった。愚老の住む市には、同姓同名の方が一人おられるが、住所は愚老のものではなく、多分、その方のものと思われるものになっていたからだ。だから、ストーカー氏の宣伝に騙されて損害を被った被害者が、責任を追及しようとして愚老の名前にたどり着き、その住所を探っていって同姓同名の方の住所を知ったら、その方が迷惑を被ることになるのは必至なのだ。

愚老の身内には警察に勤務する者があり、彼の説によると、このストーカー氏は精神病者だと思われるから、実害が生じない限り、何を言われても放っておくようにと助言されていた。だが、ストーカー氏が詐欺的な商法に手を染め、その結果、どなたかに損害が発生し、その責任を愚老や愚老と同姓同名の方が問われるようなことになれば、<実害>が発生する。

これを防ぐためにどうしたらいいか。

まず第一に、訴訟沙汰になる前に、あらかじめ事の経緯をブログ上で明らかにしておくことであり、第二に本日 −平成27年4月24日午後2時0分以後− インターネット販売に関する一切の案件に関与しないことだ。愚老は、第二の条項を守るために、今後、しばらくの間、インターネット通販を利用することを中止し、これとの関係を完全に絶ち、<李下に冠を正さず> の古諺を守って行くことにした。

愚老がここに、このような場違いな一文を掲げたのは、実害を防ぐための方法としてであり、場合によれば訴訟になることを想定しての措置なのである。黙過してくださるようにお願いする次第。